2013年07月07日

メニエール病に用いられる漢方の種類について

一口にメニエール病といっても原因や症状は
様々であり、漢方で治療する際には
そのタイプによって使用される薬も
異なってきます。


メニエール病で処方される漢方薬には、
タイプ別に五つの治療薬と、二つの予防薬があります。


まず治療薬として最初に用いられる第一選択薬は
防風通聖散加減という煎じ薬タイプの漢方です。


体力がほどほどにある方であれば、肥満型・やせ型
どちらのタイプにも使うことができ、
最も頻繁に処方されるお薬です。


次に精神不安型のメニエール病に用いられる漢方で
代表的なものが柴胡加竜骨牡蛎湯です。


体力は比較的あるものの、精神的に不安感が強く、
眩暈をはじめ、動悸や不眠、胸苦しいといったら
高血圧の付随症状を訴えるタイプによく用いられます。


また、体のコントロールがうまくいかなくなる
自律神経失調型では、釣藤散がよく処方されます。


主に中年以降の人で神経症や頭痛、めまい、耳鳴り、
肩こり、のぼせなどがあり、自律神経失調症で常に
気分が塞ぎ込んで仕方ないというタイプに用いられます。


胃腸の虚弱・疲労からくるタイプのメニエール病には、
半夏白朮天麻湯が用いられます。普段から胃腸虚弱な体質で、
胃の中に停水があり、めまい、吐気、嘔吐、頭痛を
訴えるタイプに向いています。


またこの胃腸虚弱タイプはやせ型、貧血症で、
低血圧のタイプの人に多くみられる傾向があります。


寒冷・下痢型のメニエール患者には真武湯が処方されます。
このタイプは体力があまりなく、冷え症であったり、
尿の出が悪く、体の倦怠感、めまい、動悸、吐気、
下痢などの症状を訴える人が多いです。


以上の五つのタイプの治療薬の他に、予防薬、体質改善薬としての
漢方はタイプ別に、以下の二つが処方されます。


まず、一つ目は桂枝茯苓丸という漢方で、冷え・のぼせ型の人に
処方されます。


特に強い冷え症でない場合は、体質改善薬として長い目で
服用することが望ましい漢方薬です。


二つ目の当帰芍薬散は、貧血を伴う冷え症のタイプ、
特に肩こり、頭痛、むくみなどを訴えるタイプに用います。


以上のように、一口にメニエール病の漢方といっても
種類がたくさんあり、服用者の症状や体質、目的に応じて
薬の種類も変わってくるのです。
posted by メニエール病対処 at 11:42| メニエール 薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。